2024年、短い桜の季節が終わり4月としては気温の高い時期が続いています。これから夏本番に向けて、ご家庭のエアコンの清掃をする家庭も多いかと思います。その中でも高機能エアコンの維持管理について、お話をしていきたいと思います。
結論から申しますと、高機能エアコンは買うな!です。これからエアコンの購入をご検討されている方に向けてのアドバイスとして、できれば高機能付は見送り、よりシンプルなエアコンを買うことをお勧めします。
エアコンの種類
室内機と室外機、配管で構成されるエアコンですが、大きく別けて以下の3つとなります。ここで扱うエアコンは、3番目のルームエアコンの中でも様々な機能が付いたエアコンとなります。
・ハウジングエアコン(天井や壁に埋め込むタイプや床置きタイプなど)
・マルチエアコン(1台の室外機に複数の室内機を接続しているタイプ)
・ルームエアコン(一般的にご家庭で使用されていることが多い壁掛けタイプ)
高機能について
昨今様々な機能が付いたエアコンが発売されています。
空気清浄機能、換気機能、除湿機能、加湿機能、お掃除機能、省エネ機能、AI搭載機能、無線LAN機能など。
正直全ていりません!
もし付けたい機能があれば、それ専用の電化製品を買うことをお勧めします。
高機能エアコンの維持管理
5年程前に富士通ゼネラルのnocria xシリーズを実際に購入しました。自動掃除機能や加熱除菌機能、更にはハイブリッド気流など便利な機能が盛沢山!いざ使用してみると最初はその快適さに満足していました。
しかし、年数を重ねる事にその多機能が反って管理コストを上げていることに気が付きました。
デメリットだらけ
●清掃費用が高い
通常のエアコンが1万円前後で清掃が可能なところ、なんと!3万円もします!
●清掃する対応業者が少ない
様々なパーツがあることで、分解清掃後の組み立てに対応してくれる業者が少ない。清掃を断られることも多々あります。
●対応業者の品質の差が大きい
より機能が複雑になる分、業者による作業品質の差が大きくなります。各パーツに対して、清掃したと言っても実際は清掃していないパーツも中にはあるとか。
●壊れやすい(エラーが発生しやすい)
様々な機能が付いている反面、一つの機能に不具合が出ると他の正常な機能まで影響してしまうことも。
●加熱除菌機能はどこへ
しっかりとカビは繁殖します。
●自動掃除機能は表面だけ
フィルターに付いた埃も自動でまとめてくれるので、フィルターの掃除頻度は減ります。ただ!フィルターの誇りをブラシで落とすため、熱交換器にその埃が積もったり、エアコン内部の至る所に拡散させることで、普段汚れないところまで掃除が必要になったり。。
●本体の値段が高い
極めつけは、本体の価格が高い割にデメリットが多過ぎるところです。
まとめ
私は、高機能エアコンの中でも最も購入を避けるべきnocria xシリーズを購入してしまいました。結果多くのデメリットを抱えながら維持管理をしていく羽目になりました。子供も小さいため、頻繁にエアコンを使用します。定期的な掃除を止めることはできず、買い替えも考えている中で、これから購入を検討される方にとって参考になればと思い記載させて頂きました。
この経験から言えることは、冷やす/暖めるだけのシンプルなエアコンが一番良いと言うことです。それはメーカー問わずです。
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