事務所や作業場など仕事を行うスペースには、
多くのもので溢れかえっていることも珍しくありません。
必要なものが必要な場所に必要な量揃っていないと多くの手間が発生しますよね。
しかし整理整頓の真の目的は、手間を削減することではないことはご存じでしょうか。
整理整頓の真の目的とは
整理整頓の真の目的とは、安全な環境を整備することです。
「なんで」って思った方もいると思いますが、
ものを探す無駄を削減したり、適切な在庫管理を行ったり、生産性を向上させるためには、
現場の整理整頓が必要不可欠です。
しかし、最も重要なことは冒頭でもお伝えした安全対策となるのです。
現場にものが散乱していたら?正常な状態と異常な状態を見分けられずにいたら?
何れも安全上リスクとなることは容易に想像ができると思います。
レイアウトの見える化
対策として、定品/定位置/定量を見える化し、誰が見ても分かるようにすることが重要となります。
表示を統一したり、色分けによってルールを分かりやすくしたり、工夫することも
作業者一人一人が直ぐに認識できるポイントとなります。
整理整頓された環境を維持していくために、定期的な現場監査も必要となることでしょう。
現場の乱れは、人目が付きにくい場所や壁際、棚や外から見えないケース内から広がっていく傾向があります。
敢えて人目の付く場所に備品を置いてみたり、通行頻度の高い導線沿いに置くことで、
自然と整理された環境を長く維持できる仕組みつくりも大切になります。
現場環境整備の構築は、安全・品質・生産性の全てに直結します。
この機会に現場の環境整備を改めて考えてみてはいかがでしょうか。
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