今回は、安全装置として取り付けが義務付けられている非常停止ボタンや一時停止ボタンについて
記載していきたいと思います。
これらの目的として、不測の事態が発生した場合、即設備を停止させることで
それ以上被害が拡大しないようにするための安全措置となります。
当然直ぐに押せる位置にあるべきですが、場所により本当にその機能が有効になるのか
疑ってしまうケースもあります。
今回は、そのような事象の紹介とそれを改善するためのネタをご紹介します。
機能していないケース
以下のような作業環境だと不測の事態が発生した際に、直ぐに設備を停止させることができません。
被害を拡大させてしまうリスクが存在します。
① 作業スペースから直ぐに押せない位置に設置してある
業務上、設備に隣接して作業しなければならない場合も多く存在します。
しかし、その作業範囲内に直ぐに押せるボタンが存在しないケースがあります。
② ボタンの前にモノが置かれている
これでは押したくても直ぐに押せませんね。。
③ 取り付け位置が悪い
視界には直ぐに入りますが、取り付け位置や角度が悪く直ぐに押せません。
④ ボタン自体が故障している
実際に押しても設備が停止しません。
問題の解決
① ボタンの位置を見直しましょう
直ぐにボタンを押せるように、ボンタ自体の位置の見直しを行いましょう
② 現場の整理整頓が必要です
モノの定位置を決めたり、現場環境が乱れる原因を特定し、改善することが必要です。
③ 取り付け位置を見直しましょう
作業者を考慮して、向きや角度を調整することで、直ぐに押せるように改善しましょう。
④ 定期的な確認方法の確立を!
ボタンの固着や設備導入時の施工ミス、停止する範囲が本来と異なるかもしれません。
定期的に確認をする仕組みをつくりましょう。
まとめ
有事の際に、しっかりとその機能を果たさなければならない安全装置ですが、
一歩管理を誤ってしまうと被害を拡大させてしまうリスクも存在します。
常に問題なく機能しているかチェックする仕組みを考えることが大切です。
コメント