初夏や梅雨明けなど、まだ体が暑さに慣れていない時期を迎える前に
熱中症の予防や緊急対応が直ぐにできる環境整備を検討してみてはどうでしょうか。
予防・対策
環境面での予防・対策
・エアコンダクトの設置
作業スペースの近くにエアコンダクトが通っていれば、そこからダクトを延長させることで冷気を
作業場や詰所まで持ってくることができます。
上記が難しければスポットクーラー設置も検討しましょう。
・熱中症指数計の導入
熱中症の危険度を見える化しましょう。
危険度別にルールを設けることで事前に熱中症になることを予防することもできます。
例えば、「厳重警戒であれば作業禁止」「警戒であれば30分に1度水分補給を行う」などです。
・水分や塩分補給用エリアの整備
こまめな水分補給や塩分補給が大切となります。
そこで各所にウォーターサーバや塩タブレットなど、作業者が直ぐに補給できるように
環境整備を行いましょう。
個人での予防・対策
・衣類での対策
安全上の理由から、夏場でも長袖や長ズボンの着用が義務付けられているところも多いかと思います。
空調服の導入も1つの対策となりますが、コストや作業規制等により導入ができない場合もあります。
保冷剤を入れて使う保冷ベストも存在します。
機能性衣類を作業服の中に着用することで予防効果もあります。
ただし、空調服よりも持続時間が短くなるイメージがあります。
・冷感グッズの使用
保冷タオルや冷感シートなど様々なグッズがあります。
休憩時に使用するだけでも長時間冷却効果が見込めるため、積極的に活用しましょう。
作業内容により着用が制限されていることもあるため、事前に確認しましょう。
事後対応
応急対応キットの設置
・緊急対応キットの設置
熱中症が疑われる場合、直ぐに処置できるように予め熱中症対応キットを各所に用意しておきましょう。
中身によっては、賞味期限が存在するため、定期的な更新も忘れずに行う必要があります。
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